ベジタリアン

ベジタリアンとアラキドン酸

アラキドン酸は脳の発達などにも効果があることが知られている不飽和脂肪酸の一種です。
アラキドン酸を合成するためにはリノール酸が含まれる食品を摂取することが必要ですが植物性食品にはほとんど含まれていません。
ベジタリアンの方はどのようにアラキドン酸を摂取するのが望ましいでしょうか。

アラキドン酸はDHAやEPAと同じ、人間の健康維持のために欠かせない不飽和脂肪酸と呼ばれる物質のひとつです。
脳の神経細胞を繋げる役割があることから、脳が急激に成長し1年で大人の7割にまで発達する赤ちゃんにとって、必須の栄養素として注目されています。
またその他にも、最近行われた研究によると視覚を助ける役割があったり、コレステロール値を調整する役割があることでも知られるようになってきました。

アラキドン酸はリノール酸という物質を食べ物から摂りいれることによって、体内でアラキドン酸に合成されます。
リノール酸は魚や肉類に含まれていますので、魚や肉類を食べるように心がけることで、日常の食生活から摂取することが可能です。

しかしベジタリアンと呼ばれる方々にとっては、リノール酸の摂取が難しくなります。
ベジタリアンとは菜食主義者のことで、肉や魚を口にしない主義の方のことです。
信仰している宗教上の理由で食べることができない場合や、アレルギーがあったりポリシーとして敢えて食べないという方もいます。

アメリカには人口の3パーセントものベジタリアンがいると言われていますし、ヒンドゥー教徒が多くを占めているインドでは、肉を使わないカレーを食べるのが日常となっています。
ベジタリアンhttp://www.southwestfastener.com/vegetables-middle.htmlにもいくつか種類があり、より厳格なベジタリアンの方はビーガンとも呼ばれます。

ベジタリアンやビーガンの方には、動物性以外にもリノール酸が含まれている大豆やナッツ類などの豆類を摂取することがのぞましいとされています。
またアラキドン酸のサプリメントなど栄養食品もありますので、サプリメントから摂取することもおすすめです。