ベジタリアン

アラキドン酸市販薬を活用する時の注意点

アラキドン酸は日々食事として摂取するほかに栄養食品などから摂取することができます。
最新の研究ではコミュニケーション障害や記憶力の向上などに効果があるという報告があることから、活用をしたいと考える方も多いと思います。
アラキドン酸が含まれている市販薬を摂取する際に注意すべきことはどういった点でしょうか。

アラキドン酸は不飽和脂肪酸と呼ばれる、人間が身体を動かすエネルギーの源となる重要な栄養素のひとつです。
身体中に存在している細胞を包む細胞膜と呼ばれる箇所に含まれています。
細胞膜があることで細胞に栄養を取り込んだり不要な老廃物を排出させたりすることによって、細胞が生き生きとはたらくことを助けたりウィルスなどの侵入を阻止するといった役割があります。

さらに神経の情報を伝え合うはたらきがあったり、目に映ったことを脳に伝えるはたらきも担っています。
細胞膜によって保たれていることは、筋肉や臓器や血管などが正しく機能することと大きく関係があります。

アラキドン酸は不飽和脂肪酸の中でも化学構造式の違いによってオメガ6系という系統に分類されます。
アルファリノレン酸は同じ不飽和脂肪酸でオメガ3系と呼ばれています。
このオメガ6系とオメガ3系の脂肪酸をバランスよく身体に取り入れることによって、免疫作用をきちんと保てると言われています。
厚生労働省によると、理想とされているバランスはオメガ3系の脂肪酸の摂取量を1とするとオメガ6系は4程度が望ましいとされています。

日常の食事を摂っている分には、アラキドン酸の摂取量は不足するということはほぼありません。
しかし肉や魚などの動物性食品が食べられなかったり、アレルギーなどによって摂取量が不足していると感じている方は、市販薬などで対応をしましょう。

アラキドン酸は重要な物質ですが、多く摂りすぎると炎症を引き起こす物質を生成することもあります。
特にアトピー性皮膚炎をお持ちの方などは、医師に相談をして摂取することを強くおすすめいたします。