海藻は低カロリーでアラキドン酸を摂取できる?
アラキドン酸はリノール酸を食べることによって体内で作られる物質です。
リノール酸は主に肉類や魚や卵などの動物性食品に含まれていることが知られていますが、海藻類にも含まれていることはあまり知られていません。
海藻を食べることで低カロリーでなおかつ、アラキドン酸を摂取できるのでしょうか。
アラキドン酸(ARA)はオメガ6系と呼ばれる不飽和脂肪酸のひとつです。
リノール酸と呼ばれる物質を含む食品を食べることによって、体内で生成される物質で、細胞膜と呼ばれる部分に含まれています。
リノール酸が不足をすると肌の状態やホルモンバランスが崩れることがあったり、また腎臓や肝臓などの調子に影響が起こることが分かってきています。
またアラキドン酸は脳の神経細胞を生成するはたらきもあることから、赤ちゃん脳の発達にとって必須であり、また大人でも記憶力などの向上に必要な物質としても知られています。
リノール酸は主に肉類や魚など、動物性の食品に含まれています。
一般的な食事を摂っている方とっては不足するということはあまりなく、場合によっては摂り過ぎとなってしまうことも考えられるほどです。
アラキドン酸は動物性食品以外にもナッツなどの豆類、そしてワカメやコンブなどの海藻類にも含まれています。
たとえば塩抜きをしたワカメの場合は、20グラム中5ミリグラム、コンブには10グラム中10ミリグラム含まれています。
ダイエットなどで肉や魚類の食品のカロリーが気になるという方や、動物性食品は食べない主義のベジタリアンの方などが、身体にとって必要なアラキドン酸を摂取したい場合は海藻を多く食べるようにこころがけましょう。
海藻は良く知られているように、カロリーがとても低い食品です。
食物繊維が多く含まれている他にも、カルシウムやミネラルやカリウムなど他の栄養もとても豊富です。
さらにビタミンやたんぱく質などの栄養もバランスが良い代表的な食品です。
海藻だけでは不足してしまう分は、アラキドン酸のサプリメントを併用して摂取していきましょう。