ベジタリアン

ソーセージに含まれるアラキドン酸

人間の身体に必要な物質である必須脂肪酸のうちのひとつ、アラキドン酸は子どもの脳の発達にもとても大切な物質で、主に魚や肉などの動物性の食べ物を食べることによって身体の中で作りだされます。
その中でも子どもたちが大好きな食品であるソーセージにはどのくらいのアラキドン酸が含まれているのでしょうか。

人間の身体にとって、必要な栄養素は大きく分けて5つあり、そのうちの1つが脂肪です。
脂肪というと、どうしても中性脂肪、内臓脂肪といった言葉から悪いものである、というイメージが付きまといますが、身体を必要なときに動かすための、エネルギーを貯めておくという重要な役割があります。
もしも脂肪をまったく摂取しない食生活を送ると、ホルモンの分泌がなくなり身体の成長は止まり、皮膚からツヤがまったくなくなってしまいます。

食べ物の中に含まれている脂肪は、人間の身体の中に取り込まれると脂肪酸という物質に変化していきます。
は主に魚や肉に含まれているリノール酸は脂肪酸の中でも、不飽和脂肪酸に分類される物質でコレステロール値を下げたり、人間の考える力を助けたりさまざまな良い効果があることが分かってきました。
特に子どもの脳の成長にはアラキドン酸は欠かせない物質です。

肉や魚をあまり食べないといった、偏食が多めの子どもにとってもソーセージやウィンナーは食べやすくおいしく調理がしやすいことから人気が高い食品です。
ソーセージやウィンナーは原料が豚肉、その中でもレバーなどアラキドン酸も豊富に含まれている部分を使って作られているものが多いことが特徴で、大体100グラムのうち100ミリグラム含まれています。

ソーセージやウィンナーは、食事としてだけでなくおやつにも気軽に食べられるので、肉をあまり食べない子どもにも摂取しやすいと言えます。
また、魚から作られているソーセージにもアラキドン酸は含まれています。
添加物を極力使用しないソーセージなども販売されていますので、子どもの好みに合わせて選ぶことができます。